【合併症】

 

ダウン症候群では高率に内臓の奇形を伴っていることが多いと言われています。合併症が全くない子どももいますが、約50%は心臓疾患があります。食道閉鎖、鎖肛、十二指腸閉鎖などを伴うこともあり、生後すぐに手術することもあります。主な合併症には以下のようなものがあります。

 

・心臓の合併症(多呼吸、チアノーゼ、ファロー四徴症など)

・十二指腸閉鎖(嘔吐症が見られる)

・巨大結腸症(がんこな便秘が起き易い)

・鎖肛(肛門が閉じている)

・呼吸器疾患(肺炎、気管支炎)

・粘膜炎症(結膜炎、口内炎)

・中耳炎

・白血病(発熱、顔面蒼白など)

・てんかん(ウエスト症候群など)

・環軸椎不安定症(歩行が始まったら検査)

・甲状腺機能低下症(低体温、遅脈)

・糖尿病(肥満になりやすい体質なので、十分注意)

・アトピー性皮膚炎

・足関節外反(歩行上装具が必要になる)

 

以下、いくつか詳しく解説いたします。

 

「心室中隔欠損症(モコはダウン症より)」・・・モコが生まれつき患っている合併症は、心室中隔欠損症です。心臓の右心室と左心室の間に穴があいている病気で、通常流れない血液が、その穴を通って流れてしまっている為、血液中の酸素濃度が低くなる症状が生後すぐに現れました。その為、生後2日目で、大きな病院に救急車で搬送されることになりました。今のところ、特にそれが悪さをする訳ではないという事で、退院後は、小児心臓科のある病院に月に1回、通院する事になりました。小児心臓科では、レントゲンとエコーの検査をし、その後診察室へ。その時担当の先生より、心室中隔欠損症の病状について、詳しく説明を聞く事になりました。エコーの結果、右心室と左心室にあいている穴は、4-5ミリ程度との事。これは中等度の大きさで、自然に閉じる可能性もあるし、閉じないかもしれない。(胎児にうちは皆穴が空いていて、生まれる前に閉じるのが通常で、まれに閉じない場合もあるそうです)このままの状態では、肺に運ばれる血液の量が多くなってしまう為、結果、心不全を引き起こす可能性もある。今後の経過を見て、閉じないようなら手術、心不全の状態が現れたら即手術になるとの説明を受けた。@体重増加不良、A多呼吸、陥没呼吸、B哺乳力低下。この症状が出たら、心不全の疑いがあるので、すぐ病院に来る事・・。体重増えないのも、陥没呼吸なのも、哺乳力が弱いのも、全部この時点で当てはまっちゃうんだけどな・・。心不全なんて言われて、不安になる。ちゃんと育つのかな。ちゃんと生きてよ。モコがいない人生は嫌。それから月1回の通院が始まり、途中体重の増えが思わしくない時期もあり、4週間に1度の通院が、3週間おきになって、「増えないようなら入院」と言われたけど、なんとか無事、今に至る。心臓の穴は、6ケ月の検査での数値は、3ミリ強。少しだけ、だけど、確実に小さくなってる。このまま自然に閉じる事を願ってます。

 

鎖肛」・・・鎖肛(さこう、imperforate anus)とは、正常な位置に肛門が存在しないで、直腸が盲端になっていること。先天的な奇形であり、直腸肛門奇形(ちょくちょうこうもんきけい、anorectal malformations)とも呼ばれる。約5000人分の1の確率で発症する。直腸盲端部と恥骨直腸筋との位置関係により高位型、中間位型、低位型に大きく分けられる。女児においてまれに発生する、尿道、腟、肛門がひとつになって開いてしまう総排泄腔も鎖肛のひとつである。

 

白血病」・・・医学的には、腫瘍化した造血細胞が無制限に増殖して血液中に出現する疾患の総称である。白血球系の細胞の腫瘍であることが多いため白血病と呼ばれるが、実際には赤血球系や血小板系の細胞が腫瘍化したものもあり、これらも白血病と呼ばれる。

円錐角膜・・・円錐角膜 (えんすいかくまく、英keratoconus) は、眼球の角膜におこる非炎症性変性疾患である。角膜が薄くなり中心部が突出するため、角膜の曲率が正常範囲を超えて小さくなる。欧名keratoconusはギリシャ語のkerato-(角、ホーン、角膜)及びラテン語のconus(円錐)に因む。円錐角膜に罹患すると、物が変型して見え、二重に見えたり眩しく見えたりする。しばしば比較的まれな状態と考えられているが、角膜の変性を起こす状態として最も多いものであり、人種によらず1000人に1人程度の有病率である。思春期に発見されることが多く、20-30代に最も重篤になる。円錐角膜はまだ不明な点の多い疾病で、病因は不明、経過がさまざまで予後を明言することも難しい。両眼に視覚的な歪みがあると患者の行動に不便を来す(自動車やバイクの運転免許取得など)。しかしながら、盲目にまでは至らず、殆どの場合適切な補正レンズを用いることで運転その他の日常生活を通常通りおくれるようになる。症状が重くなると手術の必要性がありうる。円錐角膜はある程度謎に包まれた疾患であるが、適切な治療によって患者の日常生活の質をほとんど落とすことなく管理することができる。

 

斜視」・・・斜視(しゃし)とは、片方の目は視線が正しく目標とする方向に向いているが、もう片方の目が内側や外側、あるいは上や下に向いている状態のことをいう。俗に眇(すがめ)、ひんがら目(ひんがらめ)、藪睨み(やぶにらみ)、ロンパリとも言う。眇は、片目が細い、あるいは潰れているさまを表すこともある。ひんがら目は「僻目(ひがらめ。僻眼とも)」が転訛した語。またロンパリは、一方の目でロンドンを見つつ、もう一方の目でパリを見ているさまに喩えた語である[1]、とされるが、ロンドンとパリくらい離れている、が原意。ただしこれらの語は差別語とされる傾向があり、また、斜視の人にとっては心が傷つく言葉なので、使わない方が好ましい。